模擬試験の結果で一喜一憂しているあなた、完全に目的履き違えてます。

こんにちは。
季節も秋口になってくると、そろそろ模擬試験を受ける方もいそうですね。
さっそくですが、あなたは模擬試験の目的が何かと訊かれたら、どう答えますか?
多くの人は、「自分の今の実力を知るため」と答えそうですね。
模擬試験の目的としては、まったくその通りだと思います。
とはいえ、模試の結果が予想よりも低かったためメンタルが折れそうになるまでションボリしてしまったりするのは模試あるあるですよね。
200点は取れる自信があったのに、結果150点だと、誰でもショックを受けるというもの。
これが国試までの残り日数的に差し迫っていたらなおさらですよね。
でもあなたは一喜一憂するだけのために模試を受けたんですか?
それだけだと模試受験に支払ったお金をドブに捨てるようなものです。
そもそもどれだけ落ち込んでも、模試の結果がかわるわけではありません。
ショックでフリーズするヒマがあるんだったら、試験の結果を建設的にとらえましょう。
入学試験や国家試験を受けるときの皆さんの価値基準って何ですか?
訊かれるまでもなく、できるだけケアレスミスを避け、不正解を減らして正解を増やし点数を上げることですよね?
入学や資格がかかっている本番の試験なら、それ以外はあり得ません。
──しかし模擬試験は本番ではなくリハーサルのようなもの。
ぶっちゃけどんどんミスしてもいいんです。
模擬試験とは、「本番でミスをしないために」自分のミスをしやすい設問や分野をあぶり出すためのイベントなんですから。
直近の模試結果から不正解の原因を自己解析して、その解析結果を次の模擬試験で同じミスを繰り返さないようにするわけです。
ですので、模擬試験は単発での実施は避けた方がいいでしょう。
フトコロ事情が厳しければ、同期や先輩が受けた模試を回してもらうか、学校教員に頼んで模試の過去問をコピーさせてもらい、「自己解析」の機会を一回でも増やしてください。
もうひとつアドバイスを──。
自分の知識で正解に導けたのか、それともただの当てずっぽうかが後になってわかるように、問題用紙に印でもつけておきましょう。
前者なら問題ないですが、後者だと私に言わせれば、不正解と同じですからね。
大事なのは模試を頑張ることではなくて、分析を怠らなくすること。
──忘れないでくださいね。
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