【臨床実習】担当指導者との関係悪化に悩む前に──

【臨床実習】担当指導者との関係悪化に悩む前に──

担当指導者の自分への当たりの急激な悪化──

実習生にとってこれほどの悪夢はありませんよね。

それが長期実習ならなおさらのこと──

いずれ実習が終わり、その指導者とは別れることになるといっても、実習判定のことを考えると、心穏やかではいられないというもの。

今回は、臨床実習で指導者の自分に対する態度が硬化した際の対応方法についてお話ししたいと思います。


まずは自分自身に心当たりがあるか、記憶をたぐってみよう。

まず必要なのはあなたの前向きな姿勢である

まず学生の側に必要なのは、

  • 『逃げない』
  • 『諦めない』
  • 『受け身にならない』

この姿勢を貫くこと。

その姿勢は、学校サイドがあなたの実習の合否判定する際に、あなたが「自分はあくまでもこの実習よりよいものにしたい」というスタンスを貫き通していた、という事実としてあなたを有利に導く手助けになるでしょう。

でもこれは、『どんな理不尽にも耐えなければならない』ということではありません。苦笑で済ませられるレベルを超えているのなら、甘受する義理はないと思います。

まずは指導者と直接話あおう。

指導者がなぜ自分に対して態度を変えたのかの理由が明確で、明らかに自分に落ち度がある場合は、面談の機会を申し出、素直に謝罪し、今後自分がどう行動変容するつもりなのかを告げましょう。

逆にまったく思い当たる節がなかったとしても、「なんで俺がこんな目に!?」という態度は賢明ではありません。

自分自身の態度の何が、指導者の地雷にヒットしたのか、「原因を把握したうえで同様の事態が二度と起こらないようにしたい」というスタンスで話し合うべきだと思います。


パワハラへの対処法

あなたの建設的な行動にもかかわらず、指導者からの『嫌がらせ』が収まる気配がない場合──。

以前にも記事であげましたが、パワハラ行為にはきちんと定義があります。

  1. 身体的攻撃
  2. 精神的攻撃
  3. 人間関係の切り離し
  4. 過大な要求
  5. 過小な要求
  6. 個の侵害

詳しくは、以下のリンクをいただくとして、上の6項目に該当する指導者およびスタッフの言動を、しんどいでしょうが粛々と記録しましょう。

あ、記録ですが、いつ、どこで、誰が、何をした、は残しておいてください。

もちろん、自分の言動もですよ。

行われた面談については日時、場所、出席者、詳細な内容が必要です。

記録を残すうえで大事なのが──

絶対に主観を入れないこと。

機械的に事実だけを積み重ねてください。

なんだか証拠集めみたいですが、この記録が客観的であるほど、あなたの正当性を証明する助けになります。

教員としても、1つでも多くの材料があるほうがありがたいですからね。


パワハラの経緯を施設の人間ではなく教員に報告・相談しよう。

さて、日常的なパワハラによって、あなたのストレスの蓄積がかなりキツいものになることでしょう。

とはいえ手をこまねいていても物事は動きません。

そこで次に実習担当の教員に相談するのがベストです。

私がなぜ、実習施設のトップの人を相談者に推さなかったか分かりますか?

それは、施設の主任であっても技師長であっても、その人たちはあくまで『施設側の人間』だからです。

仮に、あなたが指導者の同僚や上司に相談したとして、その人たちが指導者に与したりすれば──

──もはやあなたは四面楚歌です。

俯瞰して見ても、あなたに降りかかる不条理を解決してくれるのは、『こちら(学校)側の人間』なのです。

実習担当の先生に今まで蓄積してきた記録を提示し、判断を仰ぎましょう。

それでも自体が好転しない場合──

学校の介入により、一件落着となればいいのですが、大人の理由により、教員の方で、あなたの主張が退けられることも無きにしもあらずです。

そんな最悪な状況下では、迷いなく家族の助力を求めましょう。

「そんなことしたら、大ごとになるじゃないか!」

と思ったあなたは、耳をかっぽじってよく聞いてください。

あなたの輝かしい来年が脅かされる以上の大ごとなんてあるんですか?

留年なんかしてしまったら、真っ先に家族が不利益をこうむるわけですから、その家族に対して説明するのが筋というものでしょう。

家族の協力のもと、学校の納得のいく意向を確認しましょう。


自尊心より将来を優先すべし。

何だかいろいろな人を巻き込んでイヤだな。。。

そう思うあなたの気持ちはわかります。

でも、一人では立ち向かえないくらい、学生であるあなたの力は弱いんです。

仮に一人で耐えて頑張ったとして──

まずストレスで徐々に判断力ができなくなります。

それに、 『 指導者の主観で着色された真実』が学校側に報告されている可能性もあります。

そんな中で沈黙を保つなんて、バカバカしいことはないと思いませんか?

ここはひとまず、あなたの自尊心は休止させ、今はセラピストになることを最優先に考えて、今は周囲の味方の助力に甘えましょう。

セラピストになりさえすれば、その人たちにはいくらでも恩返しができるんですから。

最後に──

さて、自分の正当性を主張する前に、もう一度以下をチェックしましょう。

  1. 自分のミスや落ち度にまったく身に覚えがない
  2. 指導者と面談の機会を得たが、論理的な返答がなかった
  3. 一貫して自分は実習に前向きな態度をとっている
  4. 日常的に指導者のパワハラ行為を受けている

1については、独りよがりで主張するのではなく、指導者の態度が変化した直前の自分の言動を、周りの人に話して意見を聞くといいですね。

話す相手は、なあなあの関係ではなく、厳しいことも言ってくれるような人がベターです。

本記事が役立つことは、非常に嬉しいことですが、できればそういう学生さんが一人でも少ない方がいいですね。

あなたにとって、すばらしい実習になることを祈ります。

ではまた!

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