本当にそのワクチン、打たなくていいんですか!?

本当にそのワクチン、打たなくていいんですか!?

2020年1月以来、世界を席巻してきた新型コロナウイルス。

中国、ロシアをはじめ、ファイザー、アストラゼネカなどの製薬会社が、待望のワクチンを世界に供給し、人類の反撃が始まったかと思いきや──

各地で新型コロナの変異ウイルスが発見され、コロナ vs 人類の戦いも激化するかに思われます。

日本でもファイザー製薬のワクチンが厚労省によって認可され、いよいよ医療従事者から接種されるようです。

首が長くなりすぎるくらい待ちわびたワクチンですが、世論調査では、「接種したい」と言っている人は60%とのこと(JNN調べ)。

「接種したくない」理由は予想通り──

副作用が怖い──

治験が充分ではない──

という声が大多数のようで、ひどいのになると、

ワクチン自体が毒だから──

などと意味不明なものもある始末。

実際に海外でアナフィラキシー反応が出現したと報道されたのを受けて、

「自分の身に起こったらどうしよう──」

──と、思うのも無理はないかもしれません。

私は医療従事者ですので、早い段階で接種の順番が回ってくると思われますが、

私はといえば、

超絶今すぐ打って欲しい!

と思っています。

今回の記事では、

  • なぜ超絶に接種した方がいいのか?
  • 副反応は「接種しない」理由にならない
  • ワクチンの真のリスク

以上について深く掘り下げていきたいと思います。

新型コロナワクチンを打つべき理由

❶ 新型コロナワクチンの有効性

すでに世界中で接種が始まっている新型コロナワクチンですが、今回は我が国で承認されている、ファイザー社製のみに言及しましょう。

さて、このワクチンによって、どんな影響があるのか?

それは、新型コロナウイルス感染による症状発生の抑制です。

厚生労働省のホームページによると、効果の割合は90%と非常に高く、2021年2月現在で最も接種が進んでいるイスラエルのデータでも、摂取された人のうち、95%で有効であったというデータが出ています。

❷ 新型コロナによる生命リスクの軽減

新型コロナの恐ろしさは、なんといっても発症してからの進行の早さ。

最近では、新型コロナの診断を受けた方が、自宅療法中に亡くなるといった話は、まったく珍しいものではなくなりました。

著名人でも先刻までは自力で歩けていたのに、あっという間に重体となって帰らぬ人となった話を聞くと、この病気がキバをを剥いた時の恐ろしさを、あらためて認識させられます。

ワクチンによって発症を抑えることができれば、重症化を防ぐこともできるわけで、命を落とすリスク回避につながるでしょう。

❸ 医療機関への負担減少

コロナ禍移行、報道で「医療のひっ迫」という言葉がよく聞かれる様になりました。

これはコロナによって生命維持のために高度な医療が必要となり、もともとコロナ患者のために用意しておいたベッド占有率が高まってきた状態を言います。

医療のひっ迫によって、コロナ最前線で働く医療従事者の消耗や、コロナ以外の疾患や外傷の受け入れに支障が生じます。

ワクチンを接種するということは、コロナ病棟のお世話にならなくて済む確率を飛躍的に高め、「医療への負担を軽減する」ことにもつながると考えられます。

副反応は摂取しない理由にならない

ワクチン副反応と感染重症化の確率の差

人工呼吸器

最初に欧州で接種が始まった時、すぐに報じられたのが、

激しいアレルギー反応

という副反応。

具体的にはアナフィラキシーショックといわれる、ハチの毒やアレルギー物質の接触などでみられることが多く、皮膚や粘膜の発疹や紅潮、血圧低下、呼吸困難などがみられ、重篤化すると死に至るとされています。

この強い症状が発生する確率は、いままでの接種から、20万分の1といわれています。

確率にして0.0005%。

ちなみに厚生労働省が発表する、新型コロナウイルスにおける重症化率は、

59歳以下で0.3%

60歳以上で8.5%

つまり、新型コロナウイルスに感染したうえ、重症化する確率は、

60歳以上だと17,000倍(59歳以下で600倍)という計算。

ワクチン接種による副反応と発症による重症化とでは、天と地ほどの差がありすぎて、私個人としては、この二つを同じ天秤にのせる気にもなりません。

アナフィラキシーショックへの対応

アナフィラキシーショックでは前述のとおり、最悪の場合は死に至る恐ろしいものですが、首相官邸のツイートによると──

──と、事前に医師がチェックし、アナフィラキシー発生の危険がある方は、対象からハネられます。

万が一アナフィラキシー症状が発生しても、指をくわえてみているわけではありません。

具体的にはワクチン接種直後は経過観察し、発生した場合、症状の程度しだいではエピネフリン(アドレナリン。アナフィラキシー症状を抑える)や酸素投与したうえ救急搬送という手筈は整っているとのこと。

医療行為がもたらす効果とリスク。

どれだけリスクを下げるべく努力を重ねても、及び腰の人は一定数います。

それでもリスクはゼロじゃない。

本気でこんなことを言っている人は、ちょっとお花畑すぎませんか?

がんの手術から処方された飲み薬に至るまで、ゼロリスクの医療行為なんて存在しませんから。

手術をする場合は、どれだけ確率が低くても予測されるリスクについて説明されますし、内服薬にも作用と副作用は表裏一体なんです。

治療だけでなく、検査でもリスクがついて回ります。

たとえば造影剤などにもアレルギー反応を含む副作用が起こる可能性もある。

しかもその可能性も極小数であるばかりか、実際に起こった場合を想定して、対応可能なように準備しているんです。

ワクチンの本当のリスクとは

さて、ワクチンの副反応というリスクについて述べましたが、私が危惧しているのはまた別のことです。

それは──

ワクチンを打てばもうマスクしなくてもいいんだヒャッハー!

という人が大量生産されないか、ということです。

いいですか?

現在使用されているワクチンで有効性が立証されているのは、発症と重症化を抑える効果であって、感染を防止してくれるかどうかは不明。

というより、不顕性(感染しても無症状であること)の特徴がある新型コロナでは、感染防止の立証はほぼ不可能。

ということは人にうつさないためには、マスクなどによる自衛は引き続き必要ということ。

ヒャッハーしてはいけません。

まとめ

まとめ

以上、リスクよりも有効性が圧倒的に大きいと述べたつもりですが、それでも打ちたくない、という方はいらっしゃると思います。

致し方ありませんが、打たないのも自由です。

状況次第で打ちたくなるかもしれませんので、情報収集をしっかり続けてください。

ただし、新型コロナの後遺症は重症以外でも残る場合がありますので、後悔のないようにしてください。

──それでは。

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